トーマスになる
わが家の子供たちは、きかんしゃトーマスがお気に入りでした。
まだ話せないころ、
「テッテットット―」
「トーマストートー」
というのがわが家の「トーマス」でした。
トーマスには
「役にたつ機関車」
になりたいという目標?があります。
みんなの役に立つ機関車になりたくて行動した結果、色々な事件が起こります。
何か起こるたびに「がんばれ!」「がんばれ!」と応援したくなってしまいます。
気が付くと、絵本やテレビに夢中になってしまう私と子供たち。
子供達にも、「トーマスみたいに、何事にも一生懸命にね」「役に立つってかっこいいね」と話をしていました。
時が変わって、現在。
仕事が暇すぎるのです。
私、少しも役に立っている気がしません。
私の仕事は資料館の受付。
「お客様が来ないから暇なのです」
と言いたいのですが、そればかりではありません。
先日、来年度に向けての面談がありました。
Q:「来年度はどう仕事をしていきたいですか?」
私:「お客様から質問されたり、説明を求められた場合、説明ができるようになりたいです。」
Q:「みんな同じことを言わないといけないから、難しいね。」
私:「来館者様が0の日もあり受付業務だけではちょっと。」
Q:「新しく設置されたポジションだから、特に担当業務無いんだなぁ。」
私:「お客様を少しでもきれいなところにご案内したいので掃除に力入れたいです。」
Q:「掃除は適当で大丈夫。そんなにやらなくていいよ。」
私:「……。」
はあぁ?
業務ないって!無いなら何で雇われた?私。
ちなみに、
「お金無いから」という理由で館内に暖房は入れません。石油ストーブ1台だけです。「石油が買えないから」ロー運転です。館内の温度計は高くても4℃。それも、外気温が高い晴れの日だけです。雪降りの寒い日は0℃以下。ストーブ焚いて0℃の資料館。
業務無い人に人件費使うなら、暖房器具買った方が良くないですか?お客様、「寒い、寒い!」って言いながら帰ります。寒い吹雪の中歩いて来館された観光客の方、0℃の館内で「寒い、寒い」と言っています。
せめて、ロー運転から、通常運転にできないでしょうか。
だいぶ、話飛びました。仕事場で、暇時間を過ごしながら考えていました。
あぁ。誰かの役に立ちたい。
役に立つ機関車「トーマス」って素敵です。
あぁ。トーマスになりたい。